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自費治療と保険治療の違い

基本的に全ての治療は保険で可能です。
保険の治療ではその治療方法,手順、材料が全て規制されています。
比較的知られている規制には、

●かぶせたり詰めたりするのに金(ゴールド)は使えない。
●入れ歯は半年以上経過しないと新しく作り直しが出来ない。
●入れ歯の内側に薄い金属を使えない。(一部例外があります)
●後ろの歯に白い歯はかぶせられない

などがあります。
そのほか多数の規制の中で指定された材料を使うようになります。
歯に適合がよくアレルギーを起こしにくい金属(ゴールド)を使おうとしたり見た目の美しい白い歯を希望する場合は自費治療となります。

1.総入れ歯

保険の入れ歯 自費の入れ歯
上の入れ歯の天井はプラスチックなので分厚く、口の中に違和感が残りやすい。
壊れやすい(割れやすい)。
天井は金属で薄く作れるので、口の中が広くなり違和感が少ない。
割れにくく長持ちする。
熱の伝わりが遅いためのどや口内をやけどする場合がある。味やおいしさが激減する。 熱の伝わりが早く、食事やお茶がおいしくいただける。
プラスチックに水分や臭いがしみ込んで細菌の発生をうながし、口臭の原因になりやすい。
清掃がしにくい。
金属なので水分や臭いがしみ込まず、清掃が簡単にできる。
不潔な状態が続くと、入れ歯を乗せる部分が早く吸収して低くなり、入れ歯が不安定になりやすい。 清潔な状態が保たれるので入れ歯を乗せる部分が吸収されず、入れ歯が安定保持される。
時間が経つと、プラスチック自体が弱って、もろく割れやすくなる。 丈夫な金属なので、多少のアクシデント(落とすなど)では壊れない。

2.部分入れ歯

保険の入れ歯 自費の入れ歯
設計は、保険の枠内の技術しか適用されない。 残った歯を長持ちさせるので、最先端の技術を駆使して設計や型どりができる。
審美性も高められる。
針金や金属部分がプラスチックの中に入れ込んであるので、折れたり外れたり割れたりしやすい(壊れやすい)。 針金や金属部分が基礎になった丈夫な構造になっているので、壊れにくい。
ガタつきやすい。そのため残った歯に無理な力がかかりやすい。 ガタつきにくく、残った歯に無理な力と負担をかけにくい。
汚れがたまりやすい。耐用年数が短い。 清潔を保ちやすい。入れ歯(義歯)も長持ちする。

・保険治療のメリット
自己負担が少ない

・保険治療のデメリット
治療法・技術・使用できる材料に制限がある

・自費治療のメリット
体に害が少ない材料を使用できる
快適な機能性を得られる
外観の美しさを求められる
再生療法など高度な医療を受けられる

・自費治療のデメリット
費用が自己負担
保険治療に比べて高額


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